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Wi-Fiがほしい

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日本にいた時できなかった念願のネイルを重ねに重ねた結果爪が薄くなってしまい、缶コーヒーを開けるだけでも爪が割れるようになってしまった。それでもネイルは辞めたくないし缶コーヒーは飲みたい。

薄くなった短い爪でなんとか缶コーヒーを開けようとしていたら授業中なのにプルが変な音を出してしまった、それでも誰も気にしてないみたいだ。こっちに来てからは授業中に堂々と寝たって携帯を触ったってドラマ見てたってご飯食べてたって誰にも咎められないしみんな他人だから目をきにすることもないしそもそも誰もわたしのことを気にかけてない。

授業中みんな携帯を触ってるように見えて実は辞書を引いてる。電子辞書を広げてるのは日本人くらいのもんでEX wordの有無を確認して日本人かどうかを判断するくらいだ。日本人向けのインターネット辞書がない訳では無い、他の国に比べて弱くはあるけどweblioなんかは充分使える日中のWeb辞書だと思う。

だけど日本人にはネットがない。

海外に出る前はスマホのシムロックがどうたらこうたらって話は本当に他人事だった、というかよくわかってなかった。

けれど国を出ると携帯しか信用できるものがない、頼るべきものが自分とネットしかない。のに日本の携帯を持って海外にでるとほとんどただの玩具になる。カメラくらいしか使い道がなくなる。

シムフリーの携帯をこっちで買ってる人もいればWi-Fi環境のなかで頑張ってる人もいる。

わたしにはこの危険な海外で、ネット社会でWi-Fiだけで頑張るという手段を取る人たちの勇気にびっくりするのだが、なぜかそういう日本人がとんでも多い。

ネットの使用料は日本に比べれば破格的に安く、1500円あれば1ヶ月に充分な通話とネットが確保できるしもっと節約すれば月々1000円以下に抑えることは可能なことだ。

上海のWi-Fiが日本よりも便利なことは確かな事実だと思う。日本はほとんどWi-Fiがないのに対してこっちはほとんどのカフェ、街の中心部、ビルでWi-Fiを使うことができる。(ログインの過程で中国の携帯番号が必要な場合が多い)

Wi-Fi環境のなかで生き残ろうとする日本が何故か多いので待ち合わせをする時に時間、出口のあがったところかはたまた階段を登る前か、服装、などをめちゃくちゃきっちりと決めてからでないと会えないという事件が多い。

遊びに行く時は地図や住所を事前にしっかり確認してスクショ、名古屋よりももっと複雑で13号線まである地下鉄の乗り換えなんかもだいたい頭に入れているみたい。

またwe chat(中国で主流のLINE的なもの)て友達申請をする時に「今Wi-Fiがないので…」という人によく出会う。

そして学校の中には基本的にWi-Fiがないので授業中携帯を使うこともなくみんな電子辞書で一生懸命勉強してる。

日本人と一括りにして話すのは全く気に入らないけど敢えてそう話すなら日本人勤勉だなと思う。

わたしは待ち合わせで駅についてから「いまどこー?」と連絡出来ないのも嫌だし「ごめん5分遅れるー!あれなら先言ってて!」ということができないのも耐えられない。

外に出てから地図アプリが使えないのも嫌だし(というか使えなかったらたどりつけない)外に出てから行きたいところをネットで探せないのも嫌だ。

授業中に携帯ができないのも嫌だし、教室にいながら友達に「終わったらご飯食べよー!」と言えないのも嫌だしその場でわかんないことを調べられないのも絶対に嫌だ。

たとえシムフリーの携帯を買うのが高いとしても1年の生活に絶対に必要なものだと思って生活費を削ってでも一番はじめに揃えると思う。

Wi-Fi難民になりながら待ち合わせの予定に遅れることなく道に迷うことなく授業中にSNSをすることもなく、「もったいないから…」とどこでも使えるネット回線をもたない携帯を使い続ける日本人を見ているとなんとなく不思議な気持ちになるというか、いかにも日本人の若者らしいどこにむかってるのかよくわからない勤勉さと節約精神が垣間見えるなとたまに思います。(授業中)

ちなみにわたしはニセアップルストアで日本のiPhoneを4000円で脱獄してもらったので普通にこっちで回線契約して使ってます。

おわり。