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きみにあげる

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「さりーや!今日久々にアイスクリーム食べに行こう!」

わたしの大好きなオシャレインスタグラマーお姉さんが今日もまたオシャレスポットに超絶おいしいアイスクリームを食べに連れてってくれるみたいだ。

前にそのお姉さんがこういう指輪ほしい!と言っていてたまたま見つけたのであげたところすごく喜んでくれてアイスクリームを買いに連れてってあげる!といってアイスクリームを買ってくれて以来の恒例行事だ。

そのお姉さんはアイスクリームを買ってくれたあとケーキを買ってくれてパンを買ってくれてまた違う日には綺麗な白い花を買ってきてくれた。

そんな高いものをプレゼントしたわけじゃないのにお返しにすごくいろいろなものをもらった。

韓国人特有の文化なのかよくわからないがとにかくプレゼントをよくくれる。

ちょっとしたプレゼントからはじまり気前もいいし常に分け与える精神がすごい。

ご飯を食べてる時に大皿にあるおかずを箸で掴んでわたしの小皿にポイッと食べな!としてくるのは韓国人特有だと思う。最初は自分で自分のペースで好きな時に勝手に食べるわ!と思ったが今となっては優しさの現れだとわかる。

その代わり分け与える精神をみんなが持っている中で生きてきたからか、人のものを勝手に使ったりすることが割とある。

わたし自身が確認しなくていいよ〜好きに使いなよ〜タイプの人間なので別になんとも思わないのだがそれで揉めている日韓ルームメイトの話をよく聞く。

わたしはこの家に来てからキッチンのわたしの棚に置いておいたスプーンも箸も無くなったし鍋三点セットも無くなったしお母さんが送ってくれたコーヒーも知らないうちになくなっていたから別になんとも思わなくなってしまった。

最近仲良しのお兄さんに台湾人の彼女が出来たのだがその彼女は人に物を与えることに躊躇がない。

お兄さんが持っているスマホケースもハンドクリームもカバンもスマホも終いには新しく引越す部屋まで彼女が手配してくれたらしい。

そんなに尽くしきり尽くしている綺麗な台湾人の彼女だがお兄さんは「そこまでされると負担だしお母さんと付き合ってるみたい。」と言っていた。

負担なら受け取るなよ、モノを受けとっといて何言ってんだコイツはと思ったが同時に男女ってうまくいかないな、難しいもんだなとも思った。多分お兄さんは人になにかをしてもらうことに慣れきってるんだろうなとも思った。

わたしは最初、なにかをもらったりプレゼントしてくれたり、手伝ってくれたり、してもらうことにすごく抵抗があった。ありがたいより申し訳ない気持ちが先だった。

でも最近、その分自分も相手に行動で返すことの喜びや清々しさがわかってきた気がする。

してあげたりしてもらったりを繰り返していくことのあたたかみがすごく心地よくなってくる。楽に頼みごとをできるようになるし楽に頼まれることができるようになる。

そしてその関係を築くにあたって先に自分が与えるか、与えてもらうか、与えてもらうのを待つより先に与えたほうかはやいということにも気づいた。与えられて嫌な人がどれほど多くいるだろうか?


そういうことを考えていたタイミングで与えることについて書いた歌を見つけてすごくよく聞いている。韓国のシンガーソングライター우효のK드라마 という曲がある。タイトルは「Kドラマ」と読むのだがいわゆる韓ドラにありそうな男女のストーリーが想像される歌詞だ。

お金もちでなんでも持ってる男の子、何でも持ってるのに愛だけを持っていない切なそうな彼になぜかひかれる主人公の女の子が、お金も綺麗さもないけど愛をあげたいといういかにも韓ドラのストーリー。

最後まで聞くと途中から今は別れてしまっているのにそれでも馬鹿みたいに愛を与え続けてしまう主人公の女の子の切ない物語になっていておもしろい。

わたしが訳したものなので間違っているかもしれないし意訳したところもあるのだが一応歌詞を載せてみようと思う。

韓国語の歌詞とかわかんねーと思っても普通に中毒性があっていい曲なのでぜひ聞いて欲しい。(わたしと音楽の趣味が抜群に合う幼馴染みにこの動画のURLを送ったらMVがとてもいいと言っていたがわたしのいる国でyoutubeがまともに見れないので実はわたしはまだ見れていない)


K드라마  우효 


넌 쓸 데 없이 쓰지 않아 
君は無駄に遣ったりしない
그래서 부자야 
だからお金持ちだ
넌 쓸 데 없이 주지 않아 
君は無駄にあげたりしなたい
그래서 부자야 
だからお金持ちだ

그래 넌 다 가졌는데 
そう 君は全部持ってるのに
좀 슬퍼보여서 
ちょっと悲しく見えるから
난 돈도 없는데 
わたしはお金もないのに
맘밖에 없는데 
こころしかないのに
자꾸만 주고 싶어 
何度だってあげたい

널 이해하고, 받아주고, 
君を理解して 受けとめてあげて
감싸주고, 안아주고 
つつんであげて 抱きしめてあげて
또 널 바라보고 
そして 君を見つめて
못된 너도 난 사랑한다고 하고 싶어 
ダメな君もわたしは愛してるよってしたい

난 특별한 것 같진 않아 
わたしは特別なんかじゃないみたい
그래도 괜찮아? 
それでも いい?
내 민낯은 이쁘지 않아 
わたしのスッピンはきれいなんかじゃない
그래도 괜찮아? 
それでも いい?

그래 가진 게 없는 난 
そう 持ってるものがないわたしは
참 바보 같은 난 
すごくバカみたいなわたしは
또 어쩔 수 없이 
またどうしようもなく
또 쓸 데 없이 
またどうしようもなく無駄に
내 맘을 또 주고 있어 
私の心を またあげてるの

널 이해하고, 받아주고, 
君を理解して、受けとめてあげて
감싸주고, 안아주고 
つつんであげて、抱きしめてあげて
또 널 바라보고 
そして君を見つめて
못된 너도 난 사랑한다고 
ダメな君もわたしは愛してるんだって

또 나는 
そしてわたしは
널 용서하고 잊어보고 
君を許して 忘れてみようとして
지워봐도 사랑한다 
消して見ようとしても 愛してるよ
난 널 밀어내고 후회해도 
わたしは君を追い出して 後悔しても
오늘도 
今日も
여전히 
相変わらず
너에게…. 
君へ…
너에게 
주고 있어 
あげてる


내 맘을 또 주고 있어  
わたしのこころを君にあげてる






台湾のお姉さんみたいにモノを与え続けて「お母さんみたい」と言われるのは虚しいしわたしなら嫌だが、誰かにモノや気持ちや行動を与えることに躊躇のない人になってみるのも悪くないとわたしは思う。