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純情はとまらない

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火曜日は出席を取らない授業なので30分ほど遅めに起きる。行くか行かないかと悩みながらとりあえず化粧をしているとなんとなく外に出たくなってきたので一旦学校に向かおうと家を出る。

家の前の5方向から成り立つ謎のでっかい交差点の信号が完全に止まっていてびっくりする。信号機が全く機能してないというのに5方向から来る人や車は誰に支持されたわけでもなくするりするりと通っていく。通勤時間でもあるし交通量は決して少ないわけではない。なのに誰もぶつからず誰も止まらず、するりするりと、誰もが自分の行きたい方向に真っ直ぐ向かっていた。

真っ暗になった信号機が目に入った瞬間はギョッとしたものの、わたしも立ち止まることなく右から左から、後ろから前から来る車の間を縫ってほとんど立ち止まらずに渡りきって地下鉄へと降りた。信号が止まってるからって渡らずに待っていることはできない。


昨日久々に(というわけでもないけど)部屋で映画を見た。見よう見ようと思っていた訳ではなく、たまたまiPadでよくアクセスする映画のまとめサイトを開いたら前に話題になっていた映画がアップロードされていたので何の気なしに再生ボタンを押した。

言うまでもなく韓国映画なのだが、思いの外、というかどういう話か全く知らずにのほほんと見ていたら引くほど泣いた。

昔から小説も漫画もアニメもドラマもそんなに泣いたりしないのに映画だけはなぜかとんでも号泣してしまうのだが、その中でも自分でもびっくりするほど泣いてしまう時がある。

自分なりに分析したところ
•両思いなのに、それをお互いにわかっているのにわけがあってそれを伝えずに別れを選ぶ物語
•愛する人が死んでしまってその後生きていく人の物語
•人の温かみ溢れる物語(主に家族モノ)

完全にこの3つに絞られる。
狂気を感じる描写や人物が出てくる物語は体が拒絶して見られないので基本的にはラブコメとかハートルフルなのとか純愛モノしか見ないのだが、とりわけ韓国映画の王道純愛映画にとことん弱い。

映画だな〜ありえないな〜と思いながらも絶妙にありえそうな感じがある純愛モノがとにかく好きらしい。見たくないもの以外は何度トライして見てもやっぱり見られない人なので映画の趣味はかなり偏る。

邦画だと引くほど泣いた覚えのある映画何があるかな…
大学生になってから見た中では「誰も知らない」と「箱入り息子の恋」がパッと思い出されるけどその前だとALWAYSシリーズとかも特にパート2は堀北真希ちゃんがお嫁に行くシーンで引くほど泣いた覚えがある。

韓国映画だとたくさんあるんだけど泣いた時のことが鮮明に思い出されるのは「僕の彼女を紹介します」と「私のオオカミ少年」「私たちの幸せな時間」は部屋で号泣した後水分不足になりながらぼーっとコンビニに水を買いに行ったところまで含めて覚えてる。

今回見た映画は「純情」という映画でタイトル通りの純情だった(テキトー)

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ポスターを見ると2月に公開されたばかりのものだったようで中国のサイトで見ているのでもちろん字幕もついていない状態で見たのだが、この物語が田舎の島が舞台なこともあり訛りがとにかくきつい。たくさん聞いているうちに韓国語の訛りの種類?みたいなものがなんとなくわかってきて、どの訛り方がどの土地とかは全く知らないのだが今回はわたしの苦手なパターンの訛りだった。しゃべり方があんまりはっきりしていなくて語尾がごもる感じの訛りだったので正直そんなに聞き取れなかった。簡単な恋愛ドラマが7割5分聞き取れるとしたら今回は3割も聞き取れてないと思う。

聞き取れねー最後まで見れるかなー?もつかなー?と思いながら見ていたのだが主人公の男の子の演技が素晴らしくて彼の目が全てを物語っていたので言葉がわからなくても気持ちはほとんど伝わってきた。というかその主人公自体、普段は言葉数も少なくて目で語るタイプの子だったのでちょうどよかったのかもしれない。

物語の中心は1991年が舞台で中学生くらい?の脚の不自由な女の子に恋をする男の子と仲良しグループ5人なんだけど、物語のスタートは現在。

現在を生きる4人がラジオを聴きながら過去を思い出すストーリー。4人って言ってるくらいだからなんとなくわかると思うけど途中で脚の不自由な女の子は治ると思ってた自分の脚が治らないことにひどくショックを受けて亡くなったお母さんのところに行きたい、って自殺しちゃう。

女の子が亡くなったところではそんなに泣けなかったんだけど残された幼い4人がサムゲタン食べながら号泣するシーンはわたしも号泣した。残された人間がそれでも生きていかなきゃならないというストーリーに本当に滅法弱い。

あとキスシーンは泣きはしなかったけどグッときた。幼い二人だからビニール傘にキスするんだけど、それで思い出された映画が「世界の中心で、愛をさけぶ

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画像探してる時に台湾版ポスター出てきた、こっちのが好きだったからこっちも貼っとく

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画像探しながら気づいたんだけど2004年公開だって。わたしこれ一人で映画館に見に行った覚えがあるんだけど12年前だから9歳?!?わたし9歳の時から映画館で一人でこれ見て号泣してたんか…なんていうませガキだよ…。

当時映画館に行くのも電車に30分乗ってそっから20分歩いて…っていう一大事だったので月数百円のお金を本にかけるか映画にかけるか(交通費だけでも高いし映画代も入れると当時のわたしには高すぎた)で悩んで二週間くらい前から行き帰りの電車の時間まで調べて紙にその日のスケジュール書いて部屋に貼ってワクワクしてたな、あの時の記憶が鮮明に思い出される。

冷静になって見るとわりと突っ込みどころの多い映画だったような気がしなくもないけど、わたし割とそういうところは大丈夫、純愛度でカバー、気にならないので当時も映画館で号泣した覚えがある。

帰ってきてから映画の中で流れてた?長澤まさみが体育館で弾いてたのかな?それって同じ曲だっけ?今でも旋律はしっかり覚えてるけど(ドミソドドミソドドレファラドレファラてやつ)それを家のピアノで耳コピして弾いて気がする。9歳にしては耳がいい(笑)

なにがこの映画と似てたのかって、別に物語は似てないんだけど、主人公の声が録音されたラジカセを現代の登場人物が聞いて思い出すところとか、島が舞台なところとか、学生だからゆえの無力感みたいなところとか、女の子の体が弱いからいつも男の子がおんぶしてるところとか、写真を撮るのがキーポイントになってるところとか、直接キスできないところとか、女の子が死んじゃってもそれぞれ生きていくところとか、ストーリー以外のところがなんかほんとにいろいろ似てたような気がする。どっちの映画もいなくなってしまった彼女を思いながらそれでも止まらず進まなければ、生きなければいけない周りの人間の切なさが痛い。

この映画が日本で公開されるのかどうかよく知らないけど、見られる機会があれば字幕のある状態でもう一回見たいと思った。

あとセカチューももう一回見たい。

多分どっちの映画も名作!すばらしい!ってものではないんだろうけどわたしの好みにどストライクないわゆる純愛ものだと思う。

これを書きながら思ったけどわたしの過去の記憶はほとんど映画とか小説とか音楽とかその時に見てたもの聞いてたものとセットになってるからそれを見たり聞いたり読んだりしたら鮮明に思い出せるわ、便利だ。