自由が丘

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最近韓ドラを見ていると疲れる。今までは勉強のため、娯楽のために見ていたのだが最近の韓ドラは医療モノ、裁判モノ、刑事モノ、推理モノ、歴史モノとめちゃくちゃ難易度があがり、かなり集中してみてもわからないことが多いのでより集中をするのだがそうするとおもしろさより先に疲れる。

やっぱり恋愛モノや学園モノが一番簡単でコメディ寄りならばちょっと難しい話題でもテンポがいいのでついていける。

最近は本当に見たいドラマがない。韓国中国両国において爆発的大ヒット中の太陽の末裔を除くと全部面白くない。ただ太陽の末裔はドラマ3本分くらいおもしろい。

それでも無音の部屋にいるのが耐えられないので朝起きたらとりあえず番組を流す。ぼーっとするよりもトイレに行くよりも歯を磨くよりもなによりも先に番組を流す。家に帰って最初にすることももちろんそれだ。

仕方がないので最近はバラエティーをひたすら見ている。美容番組のget it beautyにでているおじさんがどタイプなのでその人を見るためにその番組ばっかり流している。

そのおじさんのインスタグラムをチェックしてみたら遡っても遡っても猫の写真で癒された。写真から見るにとんでもおしゃれな家に住んでる。ちなみに左にうつってるこのおじさんです。いや、おにいさんと呼びたい。しゃべり方がめちゃくちゃ穏やかでかわいい。(独身らしい)

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それでも1日は長いのでまた映画をみることにした。今回選んだのは加瀬亮韓国映画で主演俳優をつとめると話題だった자유의언덕(自由の丘)。

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どうやら日本でも既に公開されていたようでタイトルは自由が丘8丁目となっていた。それにしてもポスターのイメージがあまりにも違う。オレンジのロゴをチョイスしたのはまあいいとしてフォントがアウトレイジみたい。映画の雰囲気的には同じく加瀬亮出演の「めがね」とか「プール」とかそんな感じなので韓国のポスターのほうがしっくりくるような気がする。ちなみに雨が降ってるシーンがそれほど需要なシーンで雨に関わる映画かと言われるとそうでもない。

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もう一枚見つけたけどこっちならまだわかるかなー。ん?ていうかタイトル二種類あるの?謎すぎる。

見始めて最初のポローンポローンという簡単なピアノの旋律を聴いてまさか…と震える。あぁ、やっぱりそうだ、この映画の監督ホンサンス…。

ホンサンスといえばわたしが何度挑戦してもどの作品を見ても、一番好きな女優が主演していてもかならず1時間を過ぎたあたりで眠りについてしまうでおなじみの監督だ。(知らんがな)

韓国映画ではかなーり有名な監督らしくてほとんどの作品が日本に来てると思う。悔しいことに好きな俳優がよく出演してるのとジャケットが好みなのでよく知らずに借りてきて「あ…ホンサンスのじゃん…」となる(失礼)これをホンサンストラップと呼んでいます(失礼)

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基本的には浮気性のというかクズオーラ出過ぎだけど声がかっこいい男の人とそんな男から離れられないこちらもなんだかんだクズな女がお酒飲みながらくっついたり離れたりする話。どの映画も特に大きな起承転結があるわけではなく、ダラーっと進む。

ホンサンスの映画といえば長回しでお酒を飲むシーンのリアリティ。「めがね」や「プール」や「かもめ食堂」では美味しいご飯を淡々と食べるシーンがおなじみなように、ホンサンスの映画では居酒屋でソジュをベロベロになるまで飲んで女が男に絡みまくるあの韓国人飲み会のリアリティが見所だ。(ちなみに本当にああやってお酒飲むんだって韓国人とお酒を飲む機会が増えて確信した)

今回の映画もうわー寝るなーと思いながら開始したのだが、開始してすぐにこの映画がほとんど英語で進んでいくことを知ることになる。

てっきり加瀬亮は韓国語がペラペラなのだと思っていたら韓国語は一言も話さなかった。ほとんどが英語ですすめられ、韓国人同士が話すところだけ韓国語だ。日本人と韓国人の話す英語を耳で聞きながら韓国語字幕を読まなければならない。絶対寝るやん確定やんと思ったが意外にもこれまでみたホンサンス映画の中で一番おもしろかった。なんなら日本語字幕でもう一度見たい。

何が良かったかというと多分時間が1時間半程度と短かったのと、英語を母語としていない人たちが話す英語で物語が進んでいくのが新鮮だったからだと思う。

ストーリーは相変わらずで、韓国で語学学校の教師として働いていた当時に知り合った韓国人の彼女のことを忘れられない主人公の加瀬亮が、彼女を探しに韓国に来るのだが彼女には会えず、ゲストハウスに泊まりながらいろんな人に会って…という話。相変わらず主人公のクズ感はすごいしクズな男を演じている時の加瀬亮は素晴らしい。

ただ、その時に主人公が書いた日記?手紙?を彼女がバラバラに読むという設定で過去のエピソードが進むので、時系列がバラバラになっていてちょっと混乱する。し、いまだによくわからないところが何箇所かある。それは日本に帰ってから日本語字幕のある状態でゆっくり確認するとして、この映画で印象的だったシーンが3つある。以下に書くセリフはほとんどわからない英語となんとなくわかる韓国語字幕を組み合わせて書いているのでセリフはわりと雰囲気だけで適当です。すいません。

一つ目はゲストハウスのおばちゃんと加瀬亮が話すシーン。ゲストハウスのおばちゃんが「わたし日本人好きなのよね〜、日本人って礼儀正しくてとってもいいじゃない」というと加瀬亮が「まあ人それぞれですよね…。それに失礼ですけど日本人を語るほど日本人に会ったことないみたいですけど…」と返したところに笑った。

わたしも「中国人ってさー」「韓国人ってさー」と語ることはめちゃくちゃよくある。それに「日本人は礼儀正しいから好き!」と言われた経験も何度もある。その度に「いやー人それぞれだろ」と思ったり「いやいやあんたさっきわたしが初めての日本人の友達っていっとったがな」と思っていたが加瀬亮があまりにもためらいなく口に出して相手にそう言っていたのですかっとしたし笑った。と同時にわたしも「韓国人は…」というのはなんだかなーと思った。思ったがわりと事実なのでまあお互い様だなと思ってそれにも笑った。親近感のある話題だった。

二つ目に印象的だったのは、探しに来た彼女とは別の女の人と寝るシーン。なんだかんだ加瀬亮のベッドシーンあんまり見たことないかも…と思いつつぼーっと見ていたのだが、韓国人の女が「愛してる」というと「僕も、愛せそう」みたいなことを言ってたのでそこは嘘でも愛してるっていったれよ(笑)と思った。なんともクズ男らしいリアリティで素晴らしかったのだがその後韓国人の女が「私のこと愛してる?」と聞き始め最終的には「I love you」と言っていたので更に笑った。日本語だったら言えないだろうけど英語の雰囲気に流されて言ってしまった感があったのが面白かった。外国語を話しているとその国っぽい性格になってくるのに自分で気づくというか話している言語によって人格が若干変わるというのはよくある話で、他人がそうなっているのもよく見るし自分でも感じる。わたしも多分韓国語「사랑해요」(愛してるよ)ならそんなに恥ずかしがらずに言える。愛してるよ大国なので小さい頃から別れ際にちびっこが愛嬌で「バイバーイ!サランヘヨー!」とやるように教育されているような国だ。酔っ払いが「チャギヤー!サランへ〜!」(ダーリン!愛してる〜!)と叫んでいるのも何度も見た。

三つ目に印象的だったのがやはりお酒を飲むシーン。加瀬亮がワインを飲んで顔真っ赤にしてベロベロになりながらウザい絡みをしていたのだがいかにも日本人っぽかった。誰も酔っ払ってないのに日本人のお酒弱い男が他の外国人たちに英語でうざ絡みしてるところを何度も見たので話し方や絡み方や顔真っ赤にしてる酔っ払い方や「ごめん、俺、酔っ払ってんだわ!」というセリフまで既視感ありすぎてめちゃくちゃ笑った。演技でこれをやってるんだとしたら加瀬亮すごすぎると思ったがインタビューを読んだらそのシーンを撮っている時本当に酔っ払ってたらしい(笑)

中学生くらいの時から加瀬亮が好きすぎて加瀬亮を待ち受け画面にしていたので(星野源に移行するまでは好きな芸能人ナンバーワンだった)(ちなみに今はさっき上にあげたインスタグラムの人です)ウィキペディア加瀬亮ページに載っている出演作を隅からすみまで見ていたが想像よりチョイ役が多くて「なんだよ!!!」となることばかりだった。

中学生くらいの時にこの映画があったらわたしの好きな加瀬亮出演作映画3本指に入っていただろう。今は別に好きではないので(久々にみたら普通のおじさんでびっくりした)冷静にただ単にホンサンスの映画の中でナンバーワンになった。それにしても加瀬亮は声がいい。ちなみにインスタグラムのおじさんも声がいいです。声がいい人が好きです。

また映画レビューをだらだらと書いてしまったがおすすめなので韓国映画に興味がない人も機会があれば、ぜひ。(今思ったけど、韓国版ポスターの女、好きな彼女じゃなくてうっかり寝ちゃう女の人なのがいいよね)

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