読んだ本感想覚え書き

最近読んだ本を4冊ご紹介!

全部面白くて久々に読書脳がフル活動しているよう。

いい本の流れというのは続くので(悪い本の流れも続く)

このままいろんな本を読めるといいけど…

そういえばあんなに楽しみにしていたAmazonキンドルの定額制、

なんだかんだラインナップがわたしの思っていた感じではなく、

最初の三日間にむさぼるように読んだけどもう来月からはいいかな…

という感じでちょっと落ち込んでる…

最近の楽しみは弟が残業なしで帰ってきた日にTSUTAYAに連れてってもらって

本をまとめ買いすること…

高校の頃に行ってた思い出の本屋つぶれてなくなっちゃったんだってね。

この間久々に母校の近くで高校の同級生とごはん食べたんだけど

思い出のコンビニとかもなくなってたり、よく時間潰した古本屋とか

大した場所じゃないんだけど当時は大事な場所だったものがなくて、

街のいろいろなところが変わって「あっけないな~」と思った。

間違えてiphoneの写真消しちゃったときとか、パソコン壊しちゃって

大事な音楽がなくなっちゃたときとか、なくなるのはあっけないし

なくなっちゃったらどうしようもないから物質的なことよりも大事なところで記憶としてとどめておきたいなって思うよね。今でもコンビニで100円のでっかい桃水見ると暑くてじっとりした教室で半分くらいわからない数学の補習受けてたこととかその時制服が体にぴっちり張り付いてくる感じとかその補習の予習を真夜中にサカナクションをヘッドホンで聞きながらだらだら解いてたこととかその時の気持ちみたいなものを思い出したりするけど、そういう風に覚えておけたらそれでいいかなって思う。

 

あれ、なんでこんな話になった?(笑)

 

では、一冊目から~

 

一冊目は村上春樹の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」。

村上春樹ってあんまりしっかり読んだことがなくて、いや、あるんだけど

そんなに記憶にないというか一生懸命読んだ記憶はないかな…。

中一くらいの時にノルウェイの森は読んだしその後、風の歌を聴け羊をめぐる冒険海辺のカフカは読んだ気がする…あと村上春樹訳でティファニーで朝食をは読んだ。

まあでも読んでるか…。でもまじで記憶にない、どんな話だったかとかどんな気持ちになったかというのが印象にない(笑)一つだけ一貫して記憶してるのは「小説っぽい小説だな」とは思った気がする。まずさ、なんか文体がちょっと鼻につくというかずっと違和感あるというか心地がいい感じではないよね。あと、だいたいかっこいい男の人がなんとなく死にたいような無気力なような雰囲気出してるような感じで、そういう男の人が魅力的だけど精神病んでる女の人とバーで飲みながらくさい台詞で近づいていつのまにかセックスしてるっていう。めちゃくちゃ小説っぽいよね。なんか絵的にはきれいだし。とにかくお洒落なバーで静かに飲んでイメージしかないかも(笑)

それでなんとなく毛嫌いしていたというかそれ以降は進んで読んだりとかはしなかったんだけど、中国行っても韓国行ってもあまりにも日本作家のコーナーは「村上春樹」「村上春樹」なのでちょっと腰を上げて読んでみたらめちゃくちゃおもしろかった。

 

開始2ページ目くらいでいつものように「ああ~~~この文体~~~~~」ってなったんですけど、その原因をさぐろうとしてみたらいつも「あるいは」ってところでつまずくんだよね(笑)「あるいは」って単語が出てくるたびに「んっ?」となっていてそれを把握したうえで読んでいたら「あるいは」っていうのは「もしかすると」っていう意味なんだなということに気が付いて急に読めるようになりました(笑)なんだそれw

 

あとよかったのが名古屋が舞台なことがとてもよかった。いつもはくどくどしいくらいの人物描写にたいしても「このあたりで有名な英文科が有名な私立大学」とか言われたら「あ~あそこね!」とか家柄とかもなんとなくリアリティが出るというか。

 

いつもはあんなにしつこいな!と思っていた細かい土地の名前とか細かい大学名とか家柄とかそういうものは私がわからないことだったからしつこく感じただけで(だってよくよく考えてみれば中一の時にそんなこと言われてもわかんないよね)この本においてはむしろそれがすごくよかったというか、登場人物の人物像がすごくはっきり私の中に出来て読み進めるうちにキャラクターが勝手に頭の中で文字通りに動いていくような感覚が味わえてよかったです。

 

物語自体としても景色もきれいだし(途中で出てくるフィンランド)最後はなんだかんだ読んでいる方も主人公と同じようにスッとしてるし途中のスピード感とかすごくよかったと思います。おもしろかったし文体への苦手意識がわりと消えたのでIQ84にも挑戦してみようかなと思います。長いよ~(震)

 

 

二冊目は新海誠の「言葉の庭」。

 

これは友達に勧められて貸してもらって読んだ本。

もともとはアニメーションが先でそれを小説化したものらしい。

映像から先に見てって言われたんだけど結局見てないやごめんね。

小さい頃からアニメーションが本当に苦手でちゃんとアニメ見たことないし

アニメーション映画で感動したりしたことがあんまりないんだよね…。

特に人間の形をしたキャラクターが動くのがなんか怖くてだね…

わたしがいまだにジブリが怖くて見られないのはそれがすごく関係してるんだと思う。

ということで小説から読んでみたんだけど感想は「まあ普通に……」という(笑)

めっちゃくちゃおすすめしてくれたからなんか申し訳ない(笑)

この小説で一番印象的だったのは電車のシーンかな。

電車のシーンがなんかやたら出てくるんだけど電車に乗ってる時に感じる

あのすごくマイナスな感情、世界から取り残されたような、人と人に挟まれて

ただイヤフォンをして人の波にのまれながら苛々するしやる気ないし

どこにむかってんのかなにしてんのかよくわかんなくなってくるあの感じ、

あの感じをいろいろなシーンでやたら描写していて「うん、なんかその感じを伝えたいっていうのがこの小説のテーマなんだろうな」っていうのは全体的に感じたような気がする。

 

細かい描写がやたらリアルなわりには登場人物があまり生きて動いてる感じを受けなかったのはなんでかわかんないな~…でもこの方、もともと小説家ではなくてこれが初めて書いた本なのかな?それかもしれない、ただ単に技術的に…。

 

でも、靴づくりの男の子と学校の先生の恋愛は漫画っぽくてかわいくて応援しながら読んだ。期待以上の進展はなかったけど…(笑)

 

 

三冊目は朝井リョウの「何者」。

朝井リョウって確かわたしが中学生になるかならないかくらいの時に

若くて仕事してて…みたいな感じですごく話題になってた気がするし

いつもあの小さい本屋さんに並んでて買いたい買いたいと思ってたんだけど

その時は買えなかったんだよね。当時は「文庫本になるまで待つ」っていうのが

中学生のわたしがいかに効率的にたくさん本を読めるか考えた上で出した決まりで

当時一番好きだった綿矢りさ以外は文庫本しか買えなかったの(笑)

それからなんだかんだ読む機会がなくて(なんでだろ?)でも

桐島、部活やめるってよの映画を見たときにすんごく衝撃を受けて

それからも読みたい読みたいと思いつつ読まずにいたんだよね。

そしてこの前映画館で何者の予告編を見て「あっ!そいえば!今こそ読もう!」

と思って就活の話ということもあって買ってきました。

この本、本当に最後の方読みたくなかった(笑)グサッ、グサッ!って感じで

「あ~~~もうやめて~~~~耳が痛いよごめんなさいごめんなさい!!!!」

って感じだった(笑)この物語の核心というか問いかけというか、

そのテーマを扱う小説は他にもあるかもしれないけど、こんなにリアルに、

ドストレートに読者の私生活、リアリティそのままでブン投げてくるやり方にはびっくり…。

他の本を読んだことがないからわからないけど他の作品もこういう手法なんだとしたらめちゃくちゃ興味が!他の本も全部買って一気に読んでみようかと思うくらい!

とにかく大学生は読んだら読み終わった後にぐったりしそう…。

誰か人が死ぬとか、バッドエンドだとか、文章が重いとかそういうことでは全くないし

そういうことでは全くないのに読み終えた後に「つらい…」ってなります(自分と向き合って)

 

ここ最近読んだなかでは一番人に勧めたくなる話かも!

 

 

4冊目は西加奈子「ふる」

西加奈子は三冊目?四冊目かな???嫌いではないしいつも楽しく読むし

読み終わった後にこの作家やっぱ好きだわ~!!!と思う割に

読み終わった後にストーリーを全く覚えてないのよ(笑)

唯一、「うつくしい人」はなんとなく、なんとな~く覚えてるけどそれも曖昧…

西加奈子の本はストーリーより描写でハッ!とさせられることが多い気がする。

日常にあったこの感覚、なんて表したらいいかわからんかったけど

言葉にするとこういう風になるんだ!うわ~そういわれれば!!

みたいなのがめちゃくちゃある気がする。今回もはっきりとは覚えてないけど

要所要所でハッ!となったな~。あと最後、「女」っていうのがすごく出てきて

あ~、そのための女性器がこんなに登場するのか~「女性」っていうものを書きたくてこうしてたんか~。と思った。

 

テーマ性とかを本から読み取るのが苦手なので(ただ単に物語を楽しむタイプ)最後にああやってズバッとまとめてくれなかったら「なんかまたよくわからん話だな~好きだけど!」という感じだったと思う。っていうか昨日読んだ話なのにもうストーリー全然覚えてない。ハッ!としたあの感覚だおぼえてる。あの感覚が好きだからストーリーを覚えてなくてもこの作家のこと「うわ~この人好き~!」って思うのかもしれない。

 

全然関係ないけど西加奈子が対談してる動画とか見るの大好き。オードリーの若林と二人で話してるラジオなんて何回も聞いたし、椎名林檎との対談も何回も見たし、さんまのまんまに出てるやつもめっちゃ笑った。情熱大陸も見た気がするけどその時の記憶はあんまりないな~。とにかく人と話してる時に相手のことをすごく好きで話してるのがめっちゃ伝わってくるから聞いてて楽しくなる話し方するし、インタビューアーになれば!?!?みたいな核心にせまる質問をめっちゃさらっと放り込んだりするの見てて気持ちが良いしまたハッとさせられるな~。あと関西弁が単純になつかしい。中学生の時に大好きだった国語の先生思い出すわ~(笑)名作と呼び声高いサラバ!をまだ読んでないので(上下巻でハードカバーだから出費がちょっと気になる…www)近いうちに読みたいな~~~!!!

 

 

読んでない人たちにはなんなんこの文章って感じになってしまったかもしれないけど

あくまでもわたしの覚え書きとして一応…読んでくれた人がいたらありがとうございました~!特に村上春樹朝井リョウの本おすすめです!